長野電鉄 河東線(木島線)
2002. 2.10
雪の中を走る鉄道を見たい、乗りたいと思い立ち、長野電鉄を目指した。長野へは前日に小淵沢から小海線で小諸へ抜け、しなの鉄道で向かった。
その頃、鉄道雑誌で3月末に廃止予定の木島線の情報を見かけ、朝だけ柳沢駅で列車交換があることを知り、この情景を見てみたいとおもっていた。この時の行程はあまり計画性が無く、長野駅構内がよく見渡せるビジネスホテルに宿を取っていた。そこで、始発の飯山線で蓮(はちす)駅まで行き、そこから徒歩で未だ暗い雪道を歩いて木島線の柳沢駅へ向かうことにした。
柳沢駅で右側通行の列車交換シーンをちょっと驚きながら写真に収め、次の列車で木島へ向かうことにした。
構内をカメラ片手にウロウロしていたところ、駅員の方が声をかけてくれて駅舎内の保安設備を見学させてくれた。今調べると、柳沢駅は当時既に無人化されていたようなので、朝の時間だけ配置される安全確保のための委託職員のような方だったのか。
少しの距離しか移動していないのに、木島は雪の深さも寒さも一段厳しく、直ぐに折り返してきてしまったのはちょっともったいなかったなとおもう。