日立電鉄 最後の1年 50
2005. 3.27 / 29
廃止の日まで残り数日。沿線の記録はこの1年間で全てさらうぐらいのつもりでいたが、実際は程遠く、沿線を歩けば歩くほど新たな魅力的な鉄道情景が見つけることができてきりがなかった。一方で、今まで訪れた日立電鉄の様々な名場面もできる限り再訪し、最後の別れを惜しんだ。
最後のこの時期に、懸案であった石名坂から旧塗装車を撮影することができた。今まで何度も挑戦していたがタイミングが合わず諦めかけていたが、最後の最後に記録することができた。
日立電鉄を最後の日に見送るのはどの場所がよいかと考えていた。自分で沿線を歩くなかで見つけた川中子の俯瞰ポイントは手前から遠くまで見通すことができて気に入っており、季節毎に何度も通った場所だった。今日の最後も立ち寄ったが、ここで静かに見送ろうとおもった。