日立電鉄
約1年後に廃止が決まっていた日立電鉄は、おもむきのある旧型車両は既に引退し、赤く塗装された旧営団の車両に統一されていて、訪問前は興味が薄かった。しかし、とりあえず訪れてみた大橋駅のたたずまいは昔ながらの歴史を感じる鉄道の雰囲気が残っており、それから沿線の情景の魅力に取りつかれた。廃止までの1年間、沿線を歩き回った。
日立電鉄 最後の1年 46
2005. 3.21 この日も風神山に上がった。ここからは大甕から河原子の方まで見渡すことができた。 風神山のような遠くからの俯瞰ではなく、海を背景にもっと線路の近くで電車を大きく撮影するというアイデアが自分の中にあった […]
日立電鉄 最後の1年 45
2005. 3.21 廃止の日まで残り10日程となった。梅は咲いたが、桜が咲くころにはもう電鉄は走らない。沿線は廃止前に電鉄の記録をしようとする人出が多くなっており、自分もその中の1人にもかかわらず、できるだけ人の少ない […]
日立電鉄 最後の1年 44
2005. 3.5 3月に入りまた雪が降った。最後の名残雪。いままで歩いた沿線でお気に入りの場所を最後に巡ってみようとおもった。大橋の先の高架区間、大沼や河原子の住宅街を走る様子、水木-大甕間の築堤、久慈浜駅の佇まい、常 […]
日立電鉄 最後の1年 43
2005. 2.27 先日、日立の山沿いの住宅街から海を背景に走る電鉄を撮影したが、撮影仲間から風神山からも電鉄が見渡せると聞いて上がってみた。山の上にも海を背景に電鉄を撮影する鉄道ファンが既に数名いたが、廃止前の喧騒を […]
日立電鉄 最後の1年 42
2005. 2.27 朝の限られた時間、石名坂からの俯瞰で旧塗装車が撮りたいとしばらく粘ったが、結局捉えることはできなかった。残りの時間は大橋の高架区間の周りを歩き、いつもと違うアングルで電車を撮影した。
日立電鉄 最後の1年 41
2005. 2.26 前夜に降雪があった日の朝、雪景色の中を行く電鉄を写真に収めようと沿線に出た。何度も通った場所ではあるが、この1年間 春夏秋冬を通して電鉄を撮り続けた締めくくりとなる情景を記録することができた。もう電 […]
日立電鉄 最後の1年 40
2005. 2.6 今まで撮影頻度の少ない区間の記録を増やしたいとおもい、久慈浜のトンネルの西側から大甕駅周辺を撮り歩いていた。そのうち海を背景に電鉄を記録できないかと思い立ち、山の中腹にある住宅地に上がってみた。そこか […]
日立電鉄 最後の1年 39
2005. 2.4 残された時間でもう一度見ておきたい日立電鉄の情景として、久慈浜のトンネルを再訪した。行きがけに石名坂の俯瞰ポイントも再度立ち寄り、トンネル区間に向かった。 廃止までの時間が少なくなるにつれ、沿線で撮 […]
日立電鉄 最後の1年 38
2005. 2.3 川中子駅は何度か立ち寄ったことはあったが、きちんと記録したいと思い立ち、朝の駅に立った。駅の大甕方には信号機のたもとに小川を渡る短い橋があり、片側1面の駅と相まって模型のジオラマのような情景であった […]
日立電鉄 最後の1年 37
2005. 1.29 大橋の高架区間を山側から俯瞰できると知人から聞いて行ってみた。上から見えるなら下からも見えたはずであるが、今まで気が付かなかった場所だった。朝の高架区間を走行するシーンを捉えることができた。この前は […]