奥中山 2002 9月 ④

2002. 9.16

撮影3日目は小鳥谷の大築堤を行く“24系はくつる”を捉えた。朝一番にもかかわらず林道を少し上がった撮影名所の場所は、同じ目的の撮影者でいっぱいだった。なんとか線路を見渡せる場所を確保したが、カメラをセットしきれないうちに列車が現れた。

奥中山2002_9月④_sn1
小繋-小鳥谷

現在、撮影から20年以上経ち、当時の記憶は薄れて忘れていたが映像には583系も記録されていた。当日は24系はくつるを早朝に撮影したことは記憶しているが、DVテープに記録された撮影時刻は狂っていて583系が何時ごろに通過したのか不明である。当日は583系をねらってこの場所から撮ろうとしていたのは間違いないとおもうのだが、臨時だったのか、485系はつかりの代走だったのか、今となっては定かではない。

奥中山2002_9月④_sn2
小繋-小鳥谷

十三本木峠に挑む列車が奥中山の山中を大カーブを描いて進む雄大な景色が広がるこの場所は、有名な撮影地で、当日も朝から狭い場所に20名くらいは集まっていたと記憶している。大俯瞰で精緻な描写を求めて、PENTAX67を保有している人が多くいたことを覚えている。列車が通る度、ものすごいカメラの連射音で、こんな山中に早朝から多くの人が片寄せあって集まっていることに、我ながら苦笑を禁じ得なかったが、それを差し置いても素晴らしい鉄道情景であった。なかなか来れる場所では無く、初めに通過した“はくつる”から、定期の“はつかり”が走り抜ける時間帯まで、朝の結構な時間をこの場所で過ごした。

小鳥谷の大築堤を満喫した後は、昨日に続き、奥中山を疾走する特急列車を中心に撮影を続けた。

奥中山2002_9月④_sn3
小繋-奥中山
奥中山2002_9月④_sn5
奥中山ー小繋